2018年4月22日(日)
ゲームの説明 | 25分 |
アイスブレーク | 15分 |
ゲーム開始 | 60分 |
ゲームの振り返り | 40分 |
カードの整理 | 15分 |
(避難所運営ゲーム)HUG は、災害対策先進県である静岡県が考案した、
災害発生が発生した日の避難所の状況を体験できるカードゲームです。
プレーヤーは避難所の運営者となり、モデレーターが読み手となります。
運営者は避難所の図面を囲んで、
読み上げられる「避難者」カードと「出来事」カードに対応するというものです。
避難者は、高齢者か? 感染症はあるか? 家族を失ったばかり?
避難所の運営者は、さまざまな事情を持ち、さまざまな状況である避難者に、
避難所のどの場所に落ち着いてもらうか、
どこの部屋に入ってもらうかを判断しなければなりません。
そして、避難所のすぐ外では、すでにたくさんの人々が列を作って待っています。
ゲームが終わった時には、多くの反省が残ることでしょう。
その反省をプレーヤー同士で語り合うことがこのゲームの狙いです。
高齢者、乳幼児、妊婦さん、障がい者、外国人、
感染症(インフルエンザ等)の人、家が全壊した人、たった今家族を亡くした人…。
さまざまな事情を持った避難者が避難所に集まってきます。
そうした方々を避難所のどこに、どのようにいてもらうのがいいのでしょう。
また、どのように過ごしてもらうべきなのでしょう。
災害対策本部からの連絡や要望や避難者からの質問や要望です。
1個のテーブルを掲示板と見立てて、A4ペーパーと養生テープを利用してイベントの内容を掲示してください。
一般的な体育館の大きさは、20m × 30m = 600mです。
このサイズの体育館には約200人が収容可能。
本ゲームでは小さめの体育館であると想定して、通路なしで「120名収容可能」とします。
一般的な教室の大きさは8.5m × 7.2mです。イスや机を寄せると12~13名が収容可能です。
学校は基本的には生徒たちもの。いつかは授業を再開しなければなりません。
また、職員室など個人情報のある部屋、化学室など危険物がある部屋もあります。
教室を利用をする場合には、こうしたことを配慮する必要があります。
また、一度配置した人を移動してもらえるか?身体に障がいのある人は上階は不便ではないか、
特に別室にするべき人は?なども配慮するべきでしょう。
マス目は5m x 5mです。
日 付 | 1月24日(土) |
時 刻 | AM 10:30 - |
場 所 | 葛飾区立上平井中学校(東京都葛飾区) |
災 害 | AM 8:34に東京湾北部、深さ30Kmの地点でマグニチュード7.3の地震が発生 |
電 気 | 送電中止 |
ガ ス | 遮断 |
上 水 | 断水 |
下 水 | 不明 |
電 話 | ときどき通じる |
携 帯 | ときどき通じる |
メール | 遅れて届く |
午後から雨が降りはじめた
気温は6度、湿度は90%
体育館の中はさらに寒くなることが予測される
学校は耐震化済みのため大きな被害はなく、
応急危険度判定をした結果利用できることになった
休校日だったが一部の教員と職員がいて鍵は開いている
非常用発電装置:なし
仮設トイレ:なし
調理室:なし
備蓄食料:なし
救護所:設置されない
アイスブレーキングシートを使い、各テーブルでひとりずつ自己紹介とお考えを話してください
A4ペーパーを各自取って、書き出して下さい
それからテーブルのみなさんで意見交換してください
熊本県避難所運営マニュアル 2017年8月版より
福岡市 女性の視点を活かした防災ミニブックより
おつかれさまでした!
企画・制作:NPO法人スキルボート
HUGの購入については静岡県地震防災センターへお問い合わせください
http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/manabu/hinanjyo-hug/about.html
デザイン協力:甲藤正郎(Andozaka COIN)